オンラインカジノは違法?

オンラインカジノは違法かどうか気になりますが、このあたりは解釈によって判断が分かれるところだといえます。
海外に拠点があって正式に発行されたライセンスで運営されているサービスは、現地では間違いなく合法です。
また、他の国であってもカジノが合法の国や地域からアクセスしてプレイする分にも、合法でプレイできると考えられます。
一方、ライセンスを取得していなかったり、失効したにも関わらずサービスを行っているカジノはNGです。

オンラインカジノにライセンスが必要な理由

そもそも何故オンラインカジノにライセンスが必要なのかといえば、それは時に大金が動く性質上、犯罪組織が運営に関わっていたり、マネーロンダリングに悪用される恐れがあるからです。
ライセンスを取得している合法的なサービスも、プレイヤーによるマネーロンダリングを防ぐ目的で、本人確認書類の提出を求めています。
当然ながらプレイヤーのアクションは監視されていますし、怪しい動きが見られればアカウントのロック、最悪アカウントの削除もあり得ます。
勿論、ルールを守ってプレイしている人には関係ないですし、万が一怪しまれでもしてアカウントがロックされても、説明をすれば分かってもらえます。
行動に関するログを確認してもらえば、マネーロンダリングのような怪しまれる疑いは晴れるでしょう。
一見厳しい対応に思えるところは、実はプレイヤーにとって安全です。
それだけ疑わしい行動をしっかり監視しているわけなので、ゲームプレイにおいて不正が発生する心配もないです。

運営の拠点すら公開していないカジノサービスは論外

監視の厳しさはいわゆるプログラム的な不正だったり、抜け道のような行為も許さないので安心感が得られます。
もし、犯罪組織がオンラインカジノを悪用するようなことがあっても、当局からの情報開示請求があれば、その通りに情報を提供するでしょう。
こういうある意味でオープンな姿勢もまた、プレイヤーにとっての安心感に繋がります。
違法や合法の話とは、信頼を得る為にこのように協力的で、必要に応じて情報を提供するといった話と結びつきます。
運営の拠点すら公開していないカジノサービスは論外ですが、運営の顔が見えるかのようなサービスは確かに安心です。
海外で合法なサービスに対し、日本からネットでアクセスしてプレイする違法性については、現時点ではグレーゾーンにあります。

オンラインカジノは現実的に考えて取り締まるのが難しい

日本でオンラインカジノのプレイヤーがニュースに取り上げられることが殆どないのは、現実的に考えて取り締まるのが難しいのが理由の1つです。
ネットのアクセスは、事件が発生して捜査に情報が必要な場合にログが開示されますが、事件でもないのにログが警察に開示させることはないです。
相応の理由があるなら別ですが、海外のカジノをネット経由でプレイしている可能性があるというだけでは難しいです。
例えば、SNSや動画配信サービスでプレイの様子を公開している人は、そこから警察の目に留まって調査の対象となる可能性があります。
ただ逮捕されるに至るかどうかは、そうなってみないと分からないのが現在の状況です。
今後統合型リゾートが本格化して日本でもカジノサービスが始まったり、世間の風向きが変わってカジノに寛容な人が増えればまた違ってくるでしょう。

違法に限りなく近いグレーゾーンと理解して自己責任で判断

オンラインカジノの立ち位置は、明らかな違法とするのが難しいところで、白黒がつくのはこれからということになりそうです。
国が合法としたり、法律に明確な根拠がない以上は、違法ではないから安心とは誰にもいえないです。
とはいえ、何の心配もなくプレイしている人がいるのは確かですし、警察が大きく捜査に乗り出すといった話もないです。
結局のところはプレイしないのが合法で、プレイをするなら違法に限りなく近いグレーゾーンと理解して自己責任で判断となります。
オンラインカジノに興味を持っている一方で不安なら、信頼できる弁護士に相談して見解を伺ったり、状況が変化するまで待ってからというのが良いでしょう。
日本では賭博罪に触れる可能性、依存しやすいといったイメージから、カジノが認められてこなかった歴史があります。
統合型リゾートなどに見られる昨今の動きは、こういった歴史を見直しルールを変えようとするものです。
合法になるか否かは今後の動向を見守る他ありませんが、今現在は静観といったいところです。
パチンコや公営競技はOKなのにカジノがNGなのは納得がいかない、そういう声があるのは確かです。
それはこの国がルールでOKとしているからで、カジノも認めるに足る理由があればOKになる可能性もあるでしょう。

まとめ

海外では合法的にプレイできる国が多いですし、アジアでも解禁している国が増えていますから、日本もその流れになる確率は決して低いものではないと思われます。
日本は犯罪に繋がりそうなギャンブルに関して保守的ですから、将来的に合法になるにしてもまだまだ時間が掛かりそうです。
現在でもアクセスが遮断されているわけではありませんし、プレイしようと思えば誰でもできるので、状況を自分で判断して決めることになります。

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